ユグドラシルとは、北欧神話における、世界の中心にそびえ立つ大木のこと。
ユグドラシルの蛇は、その根っこをかじり続けている悪神。
彼は、世界の終わり近くなると、地上に姿を表すといわれています。
さて、北欧神話における、ユグドラシルと同じく、世界樹の思想は世界各国にあります。
インドの世界観は、四匹の象の上に亀が載っていて、世界は亀の甲羅の上にあるというもの。
その上に世界樹は生えていないようですが、お釈迦様が修行した、
菩提樹の樹木を「世界樹」と考える説もあって、
インドにおいても、世界の真ん中に大きな樹木が生えているという
北欧神話的な発想があることがわかります。
もちろん、日本においても、世界樹は存在すると考えられていました。
日本書紀や古事記に登場する「枯野」がそれです。
樹木に「枯野」とは不思議な名前ですが、あまりにも大きすぎて、
その影になる野原には草木一本生えないということから、「枯野」という名がついています。
その影は富士山さえ隠すといいますから、その大きさのほどがわかるでしょう。
日本において、世界樹たる「枯野」は、切り倒されて、船にされたと記されていますが、
ほとんどの場合、世界樹が枯れると世界も滅ぶと考えられています。
北欧神話においても、世界樹はとても重要です。
ユグドラシルの蛇ほか、ヤギなど、さまざまな動物がその樹木の上に住み、そばには泉があります。その樹が、さまざまな世界を主催しているため、この樹木の滅亡は、世界の滅亡をも意味するのです。
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